工場知識

食品工場は人員削減中?人手不足と人員削減の事情を紹介

食品工場を就職先の候補に入れて活動している方は、

「食品工場は今後人員削減が始まる」

「食品工場は常に人手不足」

のように、真逆の内容を見る機会がありますよね。

結論を先に伝えておくと、両方真実です。

食品工場で勤務経験のある私が、何故両方真実なのかを解説します。

食品工場の人員削減が騒がれる理由は?

人工知能、自動化と世間は騒いでいますが、その影響を受ける職場として食は挙げられます。

自動化とはいっても、全ての仕事を自動化出来るわけではないので、食品工場の中でも人員削減が近い仕事とまだまだの仕事があります。

人員削減されている仕事とされていない仕事について解説します。

最初に人員削減される仕事は?

箱を積む仕事、箱に品物を詰める仕事、運搬する仕事は最初にその波を受けるでしょう。

いわゆる単純作業といわれているライン作業者ですね。

単純作業なので自動化しやすく、色々な工場がどんどん新しい機械を導入しています。

自動化を進めているということは、派遣・契約社員で食品工場に就職することを考えた場合、注意が必要です。

派遣・契約社員の多くは単純作業を任せられるので、人員削減時のクビ候補に挙がります。

自分が就職した食品工場が新機器を導入したと同時に何人かは契約更新されなくなるということは頭に入れておいた方が良いでしょう。

人員削減されにくい業務は?

人員削減されにくい業務は単純で、自動化しにくい作業をしている「機械オペレーター」の人達です。求人サイトを見れば分かりますが、オペレーター業務は主に正社員が行います。

食品工場で例を挙げると「原料を計量する、原料を投入する、機器の微調整、機器のメンテナンス」などがあります。

これらの自動化は困難だという話しを、実際にメーカーから聞いています。完全自動化ではなく半自動化は可能だけど半自動化なので人の手が必要になるようです。

正社員として入社せずとも、求人のなかには派遣をオペレーターとして雇い、そのまま正社員登用前提で募集している企業もあるので、興味があれば派遣からでも良いと思います。(派遣のままズルズルいく可能性があるので、できれば正社員がオススメ)

企業としては急に正社員として雇うより、派遣で雇ってから様子見してリスクが低く出来るので、よく用いられている手法ですね。

機械オペレーター|向き不向きの判断は?未経験でもOKな理由を解説 と悩んでいませんか? 機械オペレーターに興味があるけど、何をしているのか分からないし、未経験でも良いのか不安になりますよね...

食品工場は何で人手不足なの?

自動化する為には機械が必要ですよね?その機械は莫大な費用がかかり、何千万はザラです。

そんな機械をポンポン買えるわけがないので、徐々に自動化をすすめているのです。一気に自動化は現実的ではありません。

自動化として機械を導入したのに思わぬ所で人員が必要になるケースもあります。(これは打ち合わせ不足ですけどね)

また、食品工場は人が定着しにくい職場です。

自動化できていないのに作業者はどんどん辞めていくし、最悪の場合は1日で来なくなります。

雇って辞められてを繰り返すので延々と人手不足なのです。

「徐々に自動化してるから良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、自動化は取り組みはじめてから何年、下手すれば10年以上かかる場合があります。

そんな中でバンバン辞められていたら、人手不足と騒がれるのも理解出来ますね。

人手不足と騒がなくなるのは何年も先になるでしょう。

終わりに

人員削減の声をよく聞きますが、自動化が多くの企業に行き渡った時に実感するレベルでしょう。

それは10年以上も後の話しになります。

ただし!徐々に単純作業をしている作業者が削られているのは事実です!何十年も働こうと考えるなら単純作業ではなくオペレーター業務で募集している案件にしましょう。

…しばらく食品工場は人手不足と嘆く時代が続きそうです。